〜緑溢れる万緑の渓〜
脊梁:青石起点 - 西内谷右股〜京丈山〜目丸山周回 (2009.05.30-31)
■時恰も5月・最も緑の輝く季節となり新緑の渓を楽しむには絶好の月を迎えました。そこにもかしこにも山があれば緑が噴出しますが、やはりこの時期
じっくり新緑をめいでるには「脊梁」、そして未だに濃い原生林を称える「内大臣から国見岳」の間が良い。しからばその懐に深く食い込む「西内谷」が魅力的!
谷沿いにはその昔、国有林伐採で活躍したトロッコ道が栄華を極めた往年の面影を残している。 昭和初期、木材需要の全盛期には200世帯を超す人々が
現在の西内谷出合、小松神社近辺で生活を営んでいた。賛否両論あるであろうがこれも日本の礎となった確固たる歴史の1ページ!しっかし見据えておこう。
さて今回、緑の森に安らぎを求め入渓するメンバーは、マッキー、シマ、百名山、天唐、ミチヲ、テツ、ワタスゲ、ミカン、ゆき、綾吉、に私の総勢11名。
緑滴る脊梁の奥深くに迷い込んだら、一夜を宿を探そうではありませんか♪
今宵、皆様の森療ツアーのお供を致します、セラピストはワタクシ、ドクター@SGです♪
■青石登山口出発準備 ■登山道を登る♪ ■馬口分岐から下降
●青石登山口から登山道を暫く登るのだが、結構登りました^^;1時間くらいは登ったので結構山頂間近まで行ってたのかも♪それから登った分以上に下ります(^-^)/~~
■馬口岳分岐から暫く行った第1のコルから下降〜 西内谷林道下部を目指す。 ■林道で沢身に整えていざ入渓!
■沢筋の広い 西内谷右股
■テッチャン、 沢二回目。 ■ワタちゃん、ミカンちゃん釜ヘツり♪
■沢筋の緑・新緑・深緑・・・ 素晴らしい原生林!
■軽快に遡行。
■テッチャン、シャワークライム☆ ■シマさん沢でも馬力充分!
■ゆきさん、シャワー直登♪ ■続いて百さん、ワタスゲさん直登! ■テッチャン絶好調♪
■快適な遡行が続く。 ■釜を見ると飛び込むテツコップ♪
■綾吉 『お助けスリング よこせぇ〜〜!』 のポーズ。
■釜付きの滝、ちょっと寒めで左巻き^^; ■斜滝を軽快に♪ ■ちょっと廊下風の箇所。
■気持ちの良いナメ区間・・もうすぐテンバも近いか! ■源流間近、ミチヲに捕まってしまった黄金ヤマメ!立派体格で顔つきが良い!
■源流の二股右岸が今夜の宿だ。
■源流の二股付近さしかかる手前あたりから随所にテンバ適地が出てくる。我々は今回
二股の目の前に聳える「カツラの大木」の根元に一泊の宿を借りた。地形的にも流木は
さほど多くは無いのだが、使われることも少ないのかテンバの周りである程度の薪は
確保できた。 沢の側でこじんまり焚火を熾す。今日の行程は予想以上にスムーズに
行ったかな! 青石から一山越えてのアプローチは初めてだったが、概ね予想に近い
時間で沢まで辿り着けた。 西内谷そのものはだいぶ減水気味・・・だったせいで、
予想遡行時間よりはるかに早くテンバに着いたのだ。
さて、カツラの大木にロープを架けてタープ張って準備完了! さて、時間は早いけど
しばし脊梁の奥深くでのんびり過ごしますか♪
■タープ2枚で余裕の11名収容♪やっぱ夏の沢は天ちゃんタープが快適ですね。 ■夜も更ける頃から焚き火の登場! 沢筋の夜には欠かせない道具かな☆
●沢の夜は賑やかに♪ 今日の遡行話に、あんなネタにこんな話に、また次回の渓の話にと、話題に事欠くことは無し! 軽量化を目指しながらもこんな夜には
お酒も欠かせないアイテムです。 辺りが薄暗くなる頃から焚き火の登場! 私は就寝・・^^; やおら夜遅くまで焚き火の周りで山・沢談義に花が咲いたようだ。
一眠りしてゾンビのようにリバイバルした輩達が またぞろ起き出して! 脊梁の奥深く・・沢の夜は遅くまで盛り上がった! さて明日は沢詰めだ!
■翌日朝・快晴!テンバ前の沢に侵入。 ■淡々と詰め上がる。
■King of the サワグルミ・・とも呼ぶべき物凄いサワグルミの巨樹!周りを取り囲むサワグルミの大木を遥かに凌駕し、見下ろしているようだった!
■西内谷右股・源流の二股の右沢から左支谷に侵入〜 滴る緑の中 沢を詰めあがる☆ 京丈山には最短の支谷だ。
■薮が出てきたがさほど濃くは無かった!マッキーさん元気にヤブコギ♪ ■一悶着で京丈山山頂に到着!
■京丈山山頂! 満腹食堂ポーズ♪
■京丈山山頂到着! 皆さんお疲れ様でした。 予想通りテンバから≒1時間30分強でしたね。
脊梁山地・西内谷の原生林は今までと変わる事なく我々を受け容れてくれました。
この付近よくよく観察すると、山頂に近いほど笹薮の背が低い・・比較的浅い事がわかりました。
以前 源流の沢詰めを右よりの支谷に取った事がありましたが、背丈を越える笹薮が濃かった
ようです。 皆さん、ここは詰めるなら山頂近くの支谷から沢抜けですよ〜♪
■京丈山から目丸に向うとすぐに柏川への分岐に当たるが、昨今ここが分かり難い。普通に歩いていると自然に柏川方面(西方面)に導かれてします。分岐の目印は
いつまで持つかわからない「朽ちた板看板」 が放置されている場所、よく見ると笹薮の中の枝に古いテープも巻いてある場所を、進行方向右手に登り上がる。
●目丸山手前の林道に出るまでは、そこそこしっかりした踏み後が付けられているので迷うことは無いだろう。所々笹薮のウルサイ場所はあるが・・
■千間山方面からの林道に出会うと目丸も近い! ■正面に目丸山が見えてきた!
■目丸山山頂。
■最後のピーク、目丸山山頂到着!皆さんお疲れ様でした☆ とても良いペースだったので快適に
山頂に到着出来ました。 京丈山から目丸の区間は、最近こそ結構歩かれてるのかな・・?
と思いましたが、どうでしょうか。 所々笹薮も濃い区間がありましたが概ね快適な山道だったと
思います。 山頂直下の急斜も一息で平和な原始林帯へ抜け、最後のウイニングランも
楽しめました!
ここから登山口駐車場までは約束されたような明確な登山道が1時間足らずで車まで
導いてくれる! 味わいながら下りましょう♪
それでは皆さん、また原始なる森、未知なる渓でお会いしましょう♪ ごきげんよう◎
By Therapist @ SG.
■時 期 : 2009年 5月30〜31日
■地 図 : 畝野・国見岳
■メンバー : シマ、 百名山、 マッキー、 天唐、 ミチヲ、 テツ、 ミカン、 ワタスゲ、 ゆき、 綾吉、 SG
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