比叡山・U峰奥壁 〜 "P" Route 〜 (2009.10-11〜12)
■秋酣 ・・・ 秋晴れの体育日前後の連休、前の週に日本を通過した
台風18号の後からはカラリとした晴天が広がった。
行楽地や山岳地帯では、紅葉の走りの峰々が少しずつ色合いを深めて
きたようです。今年の紅葉はどんな表情を見せてくれるのか、これからが
楽しみな所でしょうか。
九州を代表するクライミングのメッカ「比叡山・鉾岳」エリアではこの連休
沢山のクライマーで賑わっていました。駐車場には関西・関東方面ナンバー
の車も多く、比叡が既に全国区である事がわかりますね。
登山道口駐車場にさしかかると、目の前にT峰南面が聳える。今日は
秋晴れの連休と言う事もあり、岩壁に取り付くクライマーの姿が見えるし、
アチコチからはコールの声も聞こえてくる。やはり秋はクライミングに最適な
季節なんだなぁ・・この時期を待ちわびていたと言う感じだろうか。
駐車場周りでは、「ここ福岡・?」と思ってしまう程、馴染みにクライマー達
にも出会ったし、大分チームのアノ人や熊本からのあの方々、福岡南部の
クライマー達など、顔見知りの人々が訪れていたようだ。
■コーナークラック(ハンド〜α)からだんだん細くなるクラックへ、ステミングを決めて。 ■この週末は晴天ほぼ無風。
■遠くは北海道からのクライマーもこの連休を利用して比叡のスラブを楽しまれていたようで、鹿川・庵でも賑やかな一晩となった。北海道の沢登り事情のなど、
実に興味深い話も聞けましたが、特に印象深かったのは「ヒグマの子供に出会ってしまったら、覚悟を決めなさい・」と言う事・・・おそらく振り向いた所に
母親ヒグマが牙をむいてるらしいです。とにかく妖しい箇所では「笛を吹きながら歩こう」だとか^^;
■直上するクラック、ハンドジャムが効く。右に乗っ越した上部が核心?! ■実にクレバーなクラック王子・・・流石にジャムが上手い。
■秋空が実に爽やか・・・ でも壁は厳しい・^^; この上超厳しい。
■クラック王子、ハンギングビレイ体制に入る。 ■このピッチに見たものは・・限界を打ち破る狂気か、天と地の境を越えたその先にいったい何があるのか。
■終了点以外にボルトは存在しない。 ■テープアブミを巧く利用したブランコ ■このピッチを表現する術を私はまだ知らない。
■さて季節は将に錦秋の秋・・・山々には絢爛豪華、色鮮やかな紅葉が幕を降ろし始めました。 源流部からの紅葉沢散策も楽しみな季節! それから、
まだまだこれからクライミングの好シーズンは続きますので、比叡も鉾も何度でも訪れたい所ですね!それでは皆さん、お会いしましょう♪ ごきげんよう。
■時 期 : 2009年10月11〜12日
■ト ポ : N.I.L.
■メンバー : 84, Dr, Prince, SG
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