南畑ダム:ナンパタニードル (仮称) 5.9 N/P                 (2010年 2月6日)

■先月、ちょっと覗いて見たナンパタ・ニードル、今日はテッペンまで登ってみてどんな具合か確かめてみよう・・と、再び参上。この日の行動は
紆余曲折あり、何かに導かれるかの如く・・(一説にはミ●ヲの陰謀説もあるとか(~o~)/~~) 南畑へ。今日は史上最強のアンカー、じゃなくビレイヤー
綾吉っちゃんとのタッグで臨みますが・・どうなりますやら♪ B級エリア劇場の始まり始まりぃ〜〜〜♪

■お知らせ■  2010年 2月27日
この南畑ダム・岩峰の記事を公開させてもらったのですが、その昔 ピン整備をされて登っておられた方から
お便りを頂戴しました!! しかも、なっ、なっ、何と、私の尊敬する先輩クライマーさんでありました◎
世間は狭い・・^^;と申しますか、嬉しくなってきました。 その昔はこの岩峰のトップに木が生えていたようです。
月日の流れで水没・風化して岩ごと無くなってしまったのかもしれませんね。
Hさん、お知らせありがとうございましたー!



■下部のチムニー箇所で登攀準備。  ■チムニーからの取り付きが理想的だけど、結局カンテ直上に乗り移る  ■そしてこの位置まではランニングは取れない・・^^;

●もういい加減何かランニングが欲しい高さまで来た所で、カンテ左側に浅いクラック。土が詰まっている感じなので、ピッケルで掃除をすると・・をろ、そこそこのクラック
が出てきた。最後にナッツキーで掘り下げると、BD5番ナッツがセットできた。効きが浅そうなので、その少し上に3番マイクロナッツ固め取りでひとまずほっ・・・♪



■左の岩に乗り移る。間にカムセット、これからの乗っ越しが。 ■何とかテッペンへ!ナンパタニードルのテッペンは一人座るのがやっと! ■早速綾吉が登ってくる!

●右の低い方の岩では結局、小型ナッツのみが有効。それから上は問題なく左の岩への乗っ越し部分まで登れる。ここで左右の岩の接地部分にカムが取れる。
接地面奥でC4:3番が効く。 左に乗り移る箇所がちょっとイヤな感じで、しかも下部のマイクロがプアプロ気味なので、更にC4:2番もセット・・また固め取り^^;
結局コッチの2番の方が効いた感じだ。 この乗っ越しの手前で左の岩のクラックのピッケルで掘る。草が生えていたクラックを掘り下げると中々深い広めのフィンガー。
もっと気長に掃除すれば更にいい感じになるかも。ここに6番ナッツが浅効き、その上には唯一持っているC3シリーズ :1番がガッツリ効いた! 
更に乗っ越し地点上部に.75番が効く。ここを乗り越えた上には、下からは見えなかったハンドサイズのクラックが走っている。頑丈な木が生えていて除去しようと
試みたが、丈夫過ぎて無理。 これが無ければ快適なハンドジャムが5手くらい続くかな・・・短かっ・・^^;



■フォローの綾吉。今登っている箇所がハンドジャムのポイント。あの木が無ければ更に3手くらい伸びるかな。ココにはC4:1番を一箇所と木掴み^^;
 だって引っこ抜けんっちゃもん♪この木を越える付近は傾斜も緩んで快適にテッペンまで到達・・・よぉ〜し♪クラックルート完登ー☆

     




      ■下降は側面側にラッペルが安易だ。
     




■やっぱ登らないとこれないテッペンはヨロシイねぇ〜☆
■南畑ダム湖畔に浮かぶ、B級ニードル、ナンパタ・ニードルクラック完登!この日は
 天気は良いながらも寒くて寒くて^^;昼間でも2℃・・五ヶ山豆腐では0℃でしたので、
 風が当たると途端に指の感覚無くなりました。 ビレイしていた綾吉っちゃんも足先の
 感覚無くなりそうだったとか・・・ ありがとうございました◎

 まぁ、なんとかお日様の照る中、テッペンに登れたので寒さも打ち消しでしょうか♪
 とりあえずオールナチプロで、グレードは・・5.9くらいかな・?ちょっとオトロチかった
 ので、ナチプロ乱れ取りしましたけど、、おそらくクラッカーの方なら3〜4点で
 抜けちゃうと思います。 @84さんなら、2〜3点・・^^;

 このエリアの花崗岩層にはまだ可能性を秘めた『B級エリア』が潜んでいそうな
 感じ・・また発掘に向いたいと思います。 ヨロシクネ〜☆
 
 それでは皆さん、また尖がった峰のテッペンでお会いしましょう。御機嫌よう。


●今回使用したプロテクション●
■BDナッツ : 3番、 5番、 6番。      ■キャメロットC4 : 0.75番、 1番、 2番、 3番。       ■C3 : 1番。
●終了点の捨て縄の強度信用できません。 切断して取り直しです。




■時  期  :  2010年 2月 6日
■メンバー  :  綾吉、 SG






                

                                                              





南畑ダム湖畔・ニードル〜B級クラック<調査>
       (着 手:2010年 1月24日)

■風光明媚な筑紫耶馬溪・・・トンネルの前後には古くからのクライミングアリアが点在しているようで、最近はボルダリングエリアとしても随分賑わってるとか。
 ダムサイト広場の名物「ホットドック屋さん」にはもう何度と無くお世話になった。寒い冬のひと時などあの場末のホットドッグがとても旨い!是非お試しアレ。
 そんなこんなで頻繁に訪れる南畑ダムのダムサイト中央から湖面を眺めると、左手に顕著なピナクル・・ニードルのような岩峰が見える。前から気にはなって
 いたのだが、いつも下部の3分の1くらいは、湖に水没してるのだ。 昨年の夏、トレーニングでダム往復を走っていた時、湖畔ロードを走っていてこのニードル
 の対岸から眺めてみると、おやおや・・あれは湖側の面にはクラックがあるのでは・?これはひょっとして渇水時にのみお出ましする幻のクラックでは!?
 ・・・ で、今回下見に行きましたとさ。


■ダムサイト中央から望遠で捉えたニードル。いつもは下部が水没しているのだ。 対岸の道路から見た所。湖面に浮かんでいるブイの根元に岩峰は突っ立ってる。
 
●いつもは水没しているので下部のチムニークラックは見えていないのかもしれない。昨年たまたま、ヘロヘロに
 なっていたので・・^^;じっくりと観察することが出来たのだ。下部の大きなワイドクラックから継続して上部にも
 クラックが続いている・・ように、遠目には見えたのよね〜実際はどうだか?ダムサイトを湖畔沿いに歩き近くに
 寄ってみると、何と裏側のフェース面に古錆びたRCCボルトが打ってあった!やはり気になる人いたのね〜。
                                        

■遠目では解らなかったが、ダム湖まで降りてしみじみ見てみるとこの岩は長短二つの岩が寄り掛かって出来ているのだ。下部はチムニー、接点から上部は左側の
 岩に乗り移り、クラックを拾う・・・これが理想的なのかな? とりあえず試登。今日はソロシステムで取り付く。(※世にも恐ろしいシステムなので言えません^^;)
 下部のチムニーは手掛り豊富だが接地点までの6〜7mはランニング取れません。右側のカンテは簡単に登れる。接地点の奥深くに3番C4が効く。


●それにしても裏側のフェース面にあるピンの位置が微妙に不思議な所にあるなぁ〜・・気になったが、ひょっとしてこのピンが打たれた時分は、殆ど半分から下が
 水没していたのかもしれませんね。 この岩場整備された方、クラック側のルート登られた方いらっしゃいましたらルート詳細などご教示メール頂けると幸いです。
 ひょっとして・・ラリナガでお馴染みの トライアスロン・チャンプ、県内エリア開拓中の 『N上さん』 だったりして♪?



■アンカーはブイを止める図太いワイヤーと下部クラックにトライカムでしっかり取れる。 下部チムニーを越え上部クラックに移るが、クラック内に土や草木が生えていて、
 旨くナッツが効かない。ナッツキーでごそごそ掃除するが追いつかず、今日はココまでで撤収。 次回ピッケル持参でキッチリ掃除すればガッチリ効く溝が出来るかも!


●さて登りきってみないと何とも言えませんが、下部チムニー限定(カンテ不使用)、上部ジャム限定なら・10台半ば?ムーブ解除でオールナチプロなので
 5.8-9くらいかな? 是非@84さんにグレード見てもらいたい所ですね!



■あのテッペンには どの道一生懸命登るしか手は無いので一度テッペンに登ってみたいです。今度はシッカリやりましょう。 次回はビレイお願いします♪
               
 ●一応、撤退用兼・終了点用にとバックロープにジャンピングとハンマー下げてましたが、今回は
 出番なしでした、残念。 このハンマーかなり良いです◎ 背振界隈の某所でも使っておりますが
 打撃力最高です! バリバリ使わせてもらっております。

         ●今度あのテッペンに登っちゃるどー! 




■着  手  : 2010年 1月24日
■メンバー : 単 独






                                                    



























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