椎葉村・不動冴山東面・ 不動谷（仮称） （2010年6月26日)
■2010年梅雨・・九州南部に張り付いた梅雨前線は北上する事をせず、鹿児島を中心とした南九州に大雨の被害をもたらした。それに引き換え北部九州
は空梅雨・・・中々雨が降らなかったのであるが、この６月最終週末は北部九州にもまとまった雨が降る。 週末くらいはカラッと晴れてくれないか・・
と恨めしげに週間天気予報ををアップデートするのだが、そうだ梅雨に雨天を嘆いても仕方無い事。 ４〜５日前から目的としていた椎葉・西米良村の
民宿や商店に降水量電話確認する毎日だったのだが・・おや、思ったよりも宮崎県北部は降っていない事がわかった。 それにしても金曜からの降雨
は確実なようだ。 こんな状況で沢か！？と思われがちだが、こんな状況こそが面白い谷もあるでしょう〜・・多分ね♪ さて、こんな悪条件にもめげずに
繰り出すメンバーは、屋久島遡行を控えたPoohさん、 熱血企業戦士の綾吉に私の三人。 降るのは覚悟の上で行きましょか。
■十根川本流は、濁流の奔流となってゴオゴオと流れる。 水の申し子Pooh氏をもってしてもこの本流を渡渉するのは不可能。奔流を目前にしてただ々笑うしかない♪
■『今日は止めとけ』・・・と言う鹿神様の声に従います。
●当初の目的の冴谷（仮称）は、国道と接している十根川の対岸に差し込む谷である為、
まずは十根川奔流を渡渉しなければ入渓できない。 この日、福岡を出て現場に
着くまで終始雨・・ 国見トンネルを越えて車を停める頃には土砂降りになっていた。
それぐらいは覚悟の上での出撃なので淡々と沢身に整えて早速本流へ下降。
通常は大人しい十根川は奔流となって激流となっている。 対岸に差し込む冴谷を目指して
ザイルを張ろうと試みるがやはりこの状況での最善の策は、尻尾巻いて撤退する事である。
一旦国道に這い上がってから、すぐ隣に差し込む第2候補の「不動谷（仮称）」に転戦。
この谷へは安全に渡れる橋が架かっている・・行けば解りますよ。
しかしながらこんな日に沢登りなんて・・と思っていたらあのペアも宮崎の沢に繰り出して
いましたね＝！ ツッチー＆タッチー♪ 宮崎を狙ったのは流石やね。
今度は焚き火でやりましょう！
■不動谷へ入渓してすぐに連瀑帯！奥に物凄い直瀑か！！と思ったら堰堤の滝でした＾＾； 堰堤を越えた先には快適な小滝の連瀑！どれもシャワーでガシガシ。
■暫くで中々の滝！水流の岩は脆いが、水心の右側の岩が安定している。じっくり行ける日・ここは直登しましょう！中間に1個で抜け切り。難度は低いが・・
■水の申し子Pooh氏もサクサクと抜け、綾吉もクリーンナップして登り切り。 脆い岩場は難易度が低かろうと安全確保が極めて重要。支点取れなければ登りませんよ♪
■滝を越えた先もまた連瀑！ ヒャーヒャー良いながら全て直登！ やはりこの谷はこれ位の水量がポイントかも。
■屋久島の沢を目指すPooh氏・・・今シーズンは気合十分☆ ■今年も狙うは沢一色・・・の綾関。 賭博はやりませんが、よく食べます♪
■この小滝を越えると沢は平流となった。 ■こんな土砂降りの日にお外で満面の笑みを湛える君達はちょっとおかしのかな♪
■標高７８０ｍ付近を越えた辺り、谷にもあまり変化が無くなって来た所で
今回は遡行打ち切り！ お疲れ様でした。
この日は当初の目的の沢に入渓でずウロウロしていた時点で山頂到達への
目的は捨て不動谷下部のみ遡行する事にしたがそれが正解だったようだ。
通常は水量少ないであろうこの谷をじっくり楽しむ事ができました。
不動谷は小粒ながらピリッと味のある、雨の後には楽しい沢だと思います。
さて下山は、 谷を下降し高圧鉄塔保守道を少しだけ拾ってその後はいつもの
薮尾根を下る。 車に帰着してもまだ雨アメあめ・・・♪
■鬼神野・森の駅は静かなオアシスでした◎
■椎葉村を後にした我々はこれから、中山峠・・ひむか神話街道を越えて南郷村へ向かう。
雨の降りしきるなか南郷村・百済の里にある、南郷温泉・山霧で汗を流す。 ここの泉質はとても心地よく、
料理もかなり美味しいです。 温泉の後は神門の中心部にある「酒の宮崎」さんに立ち寄る。
この酒屋さん・・・かなり日本酒に拘ってらっしゃる・・・日本酒通の綾吉も唸るほどの熱の入れようだ。
日向市内に新店舗を出されるらしく、実に楽しみなお店になるようです。宮崎さん是非行きますね〜！
今宵の宿は・・・静かで快適な「鬼神野・森の駅」で夢を繋ぎます。
それでは皆さん、また明日♪ 明日は大河内峠越えて西米良方面ですよ★
■時 期 ： ２０１０年 ６月２６日
■地 図 ： 胡 摩 山
■メンバー ： Pooh、 綾吉、 SG
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