椎葉大河内・ スノクチ谷〜 樋口山 (2010年6月27日)
■天気予報の悪かったこの週末・・しかし宮崎県の一部ならもしかして、、と浅い勝算があった。 南郷村の平野部では朝からお日様の出る晴天◎
大河内峠の標高の高いエリアでは雨も降っていたが、まぁ概ねよしと出来るお天気だ。そして本日向かうのは一ツ瀬川水系・大藪川に差し込む
”巣の口谷”。 隣の名渓・樋口谷の影に隠れて地味にひっそりと樋口山まで突き上げている。 この谷も雨の後が楽しいのかも。
さて今日はしっかり山頂まで抜けましょうかね。
●入渓点から奥に堰堤が見える。水量は多く濁っている。後から解ったのだがこの濁りみ左股・クエノカワラノ谷からの物だった。
本流右股・スノクチ谷は濁ってはいなかったのだ。
■入渓直後、傾斜の強い箇所もあり、荒削りの大岩が目立つ。入渓後右股を見送り暫くはクエノカワラノ谷を遡行。何かありそうですがね〜・・
■クエノカワラノ谷の渓相。 ■ちょっとした小滝もこの水量だと面白い♪
■この滝の上で急に谷の水がまっ茶色に濁りだした!おそらく上流で崩落があったのだろう、鉄砲水の可能性もあるし、ここからひと尾根越えて右股・スノクチ谷へ移る。
■スノクチ谷の素晴らしい渓相★
■いつもはもっと水が少ないのだろうね。 ■お日様にはやはりシャワーが似合う★
■緑が眩しい
■小滝の連続区間は軽快に♪
■原生林が見事! 水も美味しい=♪ ■Poohさん、綾吉っちゃんガシガシ直登
■この区間は本当に素敵な渓相でした。 ■上の三股分岐地点・左がクミコウ谷・中央がスノクチ谷。今回は樋口山に直接上がる右沢・フルゴエノ谷へ進路を取った。
■これは綺麗なナメ2段滝・・・ フリクション良好で直登可能。
■この滝を越えると辺りは源流の様相となる。 ■お見事な源流域。
■ナメが暫く続く。 ■ガスのかかる幻想的な最源流域。
■ヤブコギも無く稜線上に脱出!
■樋口山山頂! お疲れ様でした。
■クエノカワラノ谷下部からスノクチ谷を遡行〜樋口山山頂まで爽快に抜けました。
スノクチ谷は原生林に包まれ水の綺麗な爽快な谷でした。
稜線付近はいかにもこの市房・石堂山界隈の稜線・・馬酔木とブナの生える明るい森。
山頂で一息ついたら早速下山・・・さてこれが問題ですがね〜・・・^^;
●綾吉の指差す方向に向かうのが正しのだが・・・
■今綾吉が指差している方向・・・北西の方向に向けて下山する予定だったのだが、山頂直下の緩斜面が嫌な感じだ・・・緩やかな地形が最も難しい。
案の定、徐々に西にずれてしまって樋口谷左股のイワヤノ谷方面に出てしまった。 ゴオゴオと流れる樋口谷本流に近くなった時に樋口谷だと確信、
ここから進路を北に取る。すると・・・何とソマ道が出てきて入渓点方面にスンナリ導いてくれた。ラッキー★
■直立するブナの大木! 存在感があったなぁ〜・・見事な森です。 ■林道に出る間際は植林帯の中の作業林道を下る。
■ヒノクチ谷から樋口山へ抜け、無事に入渓点まで帰着! めでたしめでたし・・・で終わるはずだったのだが、今日の核心はこのあとに起こった!
何とヤマヒル登場! 最初にプーさんの足元に一匹見つけたのだけど、それから出るわ出るわ・・もう大変!!!
●足元にたかっていたヒルと戦う・・・撤去している間にまたたかってくるヤツも居て、丸腰では分が悪い人間だ。 綾吉はタワシを、プーさんはライターを持って
掃討作戦に出る。そして最終兵器・・ディート入りの防虫スプレーを取り出し形勢逆転! 何とかヒル騒ぎも収まった。
結局プーさんは両脚に4箇所、綾吉は1箇所から献血・・・凝固しない血液を滴らせる。 いやぁ〜本当に参った。 そう言えばつい数週間前に椎葉地元の方に
『最近、石堂山・樋口山でヒルの被害に遭う人が増えた』と聞いたばかりだったが、目の当たりにするとかなり驚きました。 これからこの界隈に行かれる皆さん
ヒル対策をしっかりね♪ それでは皆さん、また魅惑の森でお会いしましょう。 御機嫌よう。
■時 期 : 2010年6月27日
■地 図 : 日向大河内・石堂山
■メンバー : Pooh、 綾吉、 SG
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