阿蘇・ツベツキ谷冬期遡行     (2011年1月23日)

■2011年、今年の冬は非常に寒い・・・次々と押し寄せる冬将軍の猛威に晒された日本列島は北から日本海側で豪雪を積もらせ、九州でも
 近年稀に見る低温続きの冬期シーズンとなった。 福岡の名所 『難所ヶ滝』の氷瀑も実に見事に凍て付き、長い期間見る者を楽しませて
 くれているようだ。内陸型の気候で更に気温の下がる阿蘇地方でも今年は雪も多く又、氷も良いようだ。
 そんな中ではあるがこの週末はちょっと気候も緩み気味・・?! 折角なのでもうちょっと凍て付いてて欲しいものであります。 このツベツキ谷の
 中流域に架かるあの滝は凍っているのか・!? ちょっと覗きに行ってみる事にしましょう〜♪ 
 本日のパイロットはあのアルパインクライマー、呼子帰りの@isoさん、キャビンアテンダントはワタクシ、ヒップダンス@SGです♪



■谷の左岸に伸びる作業道を辿ってどん詰まりまで進み入渓〜遡行開始。蛇行する谷を淡々と遡行すると徐々に氷も出てくる。 崩れ堰堤の小滝でアイゼン装着!
  

■最初の見せ場、ソーメンの滝前後の連瀑帯は全く凍結せず、じゃぁーじゃぁー水流が流れていた。右岸を巻き上がって暫くで、大滝に出る。凍結状態は・・!?!?

■中々哲学的な凍て付き方・・・まぁ登れない事は無いでしょうが・・^^; isoさんサクッとリードで抜ける。今回はあらゆる状況を想定して様々なプロテクション、
 イボイノ、スナーグ、ストッパーなど持込ましたが、結局この滝のみしか使いませんでした◎ 大滝上部からラッセルが厳しくなる。

  



■大滝から暫くで現れる氷瀑・・・傾斜も緩くノーザイルで取り付くが、中間地点の氷が脆く・・クライムダウン^^;右手から小巻♪ これからもラッセルラッセル!
 
 ■日の尾峠尾根側に見える顕著なピナクル・・ここから傾斜が急な雪面登高!
 



■このツララ、もうちょい発達すれば・!? 無理かな?                    ■isoさん強力なラッセル車!
  



■傾斜は更に強くなる雪面登高でゴルジュ帯を抜けると正面にブッシュが出現。雪を纏ったブッシュに手こずりながら右手の尾根に這い上がると北尾根に飛び出す!
  



■高岳稜線に抜けて一本取った!いぁー爽快爽快!isoさんお疲れ様でした!
 ■傾斜の増した雪面のラッセルにあえぐと正面に潅木帯のブッシュが広がる、
 雪が纏わり付いたブッシュ帯は通過困難・・参った^^;
 右も左もブッシュで手こずりそうだが、右手の岩尾根が良さそうなので進路を右に。 
 途中にノコギリで切られた低木が数本見られたのでこれがルートか・?と解る。 
 案の定、這い上がった岩尾根は鷲ヶ峰からの北尾根だった。 
 ほんの数十メートルで高岳山頂!行程の3分の2はラッセルでしたが、
 稜線にスパッと抜ける良い遡行でした! しかし核心はここからも続くのでした。。
 
 高岳から日の尾峠へ下る登山道・・アタシは通った事が無く、isoさんも初めて・^^;
 高岳の山頂をウロウロして、遥か下の方にそれらしき「白い道」・・が日の尾峠方向
 に続いてるのは見えるのだが、真っ白に積もった積雪で登山道を埋め尽くしていて
 山頂から踏み出す侵入口がわからない・・・試行錯誤するうちにおそらくコレだ!と
 言うのを見つけるが重く深い雪のラッセル・・下りのラッセルもまた鬱陶しい^^;
 それでも何とか日の尾峠まで帰着・・いやはやお疲れ様でした。
 isoさんありがとうございました!

 それでは皆さん、また凍て付く渓でお会いしましょう。御機嫌よう◎






■時  期  :  2011年1月23日 
■ト  ポ  :  阿 蘇 山
■メンバー  : iso, sg







                                             
































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