鹿川エリア ダキ山北面 αルンゼ  (2012.01-22)

九州ではこの所、大寒の候とは思えないくらいの暖かな日が続き、九州の寒冷地帯@宮崎県山間部でさえも暖房器具が要らないくらいの容器・・
いったい今年は暖冬なのか極寒なのか!? そんな中でのこの週末、雪や氷を目指すには悪条件とは分かっていながらも そんな贅沢を言う事
ができないのがここ南国九州・・・ぼやぼやしてたら あっという間に冬期シーズンも終わってしまいます。 ならば突撃!
初日の土曜には先週 isoチームにて開拓されたばかりの、ほやほやのエリア「オオクワの滝・ オクワの滝」を目指す。 そして日曜にはダキ山
北面のどこかのルンゼを片付けたいつもりだが・・さてさてどうなりますやら。 土曜の気温 +7℃であります^^;




■初日は鹿納谷支谷の新しいエリア、その中でもまだ未踏のようである「コクワルンゼ」に侵入してみる。出合から凍て付いたルンゼの登高に始まるこの谷であるので
この先も期待十分・・と思ったものの、ひたすら氷床の回廊が続くのみで滝場も無く遡行終了〜速攻下山で隣りの「オオクワの滝」に臨む!


●オクワルンゼの氷の回廊も立派なものです!    ●オオクワの滝上部を登攀するchaさん           ●オオクワの滝上部も広大な氷床が続いていた。



※この日の足慣らしも終了、庵に戻って明日の作戦会議・・・で、決まったのが「アルファ・ルンゼ(仮称)」


■22日日曜に取り付く予定の谷が「アルファ・ルンゼ」。 聞く所によると最近、鹿川庵に出入りしているアメリア人が少し前にダキ山北面の氷瀑でアイスクライミングを
実施したらしい・・だとするとあの谷かな?! どうも稜線までは抜けていないようなので、真相究明と行きましょう♪ で辿り着いたものの 出合に架かるF1は溶解が
進み半分から下の氷が無い・・ オー・マイ・ガーッ! 気を取り直して F1巻いて F2からの遡行とする。




■F2:50m 見た感じ貧弱な氷に見えたのでTRトライしたが、これは登れましたね^^; F2から上部にはナメ滝が続き、その奥にF3のスラブ滝が見える。




■F3 ≒ 40m 順層スラブの氷は発達が悪く・・ちょっと気持ち悪い。 isoさん試登してみるもやはり不安定な氷に辟易し 右手のブッシュから巻き上がる。
  




■F4 2段からなる25m氷瀑。難易度は無いがここでスリップしたらF3の基部まで落ちてしまうので、ザイル出す。 そしてファイナルF5を登るCHAさん
  



■F5は中央のフレーク沿いにそこそこ氷が発達していた。鹿川庵の女流クライマー@Y村さんスイスイ登る。
  




■F5の上部は林の中に氷瀑の小滝区間が少々続き、やがて笹薮が出てきて遡行終了。目の前が稜線だった。ここから懸垂下山開始!
  



■ダキ山北面・アルファルンゼの全貌解明! 中々面白い谷でした。 ここまで悪条件でのアイスは あまり無いでしょう。 しかし宮崎@鹿川エリアでのアイスは可能でした!
おそらく大型寒波襲来の折には それは素晴らしいアイスワールドが広がることでしょう〜・・・もう一回行きましょうかね♪


それではまた未知なる渓でお会いしましょう♪






■メンバー : Y村、 iso, cha, sg
■時 期  : 2012年1月21〜22日









                                                     


























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