日向神・ケホギ岩中央稜    (2012.04.07-08)
福岡近郊の岩場としては最大の規模を誇る日向神地区。その奥地に聳える威容な岩盤ケホギ岩と弁財天岩の中央にあるリッジを
「中央稜」と呼ぶ。
その昔、ディレッチシマ志向による人工登攀盛んな頃に引かれたルートを丹念に掃除、リボルトされ再生したルー。
このエリアを整備して下さっている方々には
本当に感謝感激、頭が下る思いです。 ありがたく登らせて頂きました◎

さてそのルートは、対岸から(愛のエリア側)ダムを挟んで丸く穴の開いた蹴洞岩が見え、左の端には弁財天東稜がナイフリッジを晒している。
その丁度真ん中付近にほぞ垂直に立っている岩稜帯が中央稜だ。サンセットエリアへのアプローチ道を辿り最上部エリアから更に上部の右手に
取り付き点の
中央稜末端岩壁が見える。付近で準備していざ取付き!頑張りましょう!

今日の先発隊は何と日向神開拓団の双璧@トップ2のお二人、・・K1さんとY崎さん♪核心ピッチの体感グレードを確認されるのかな?
スルスルと登って行かれました。



■1P:(5.8) 25m
ブッシュを綺麗に掃除した跡が伺える稜の末端から登攀開始。グレード通りの難易度なのだろうが1ピッチ目は体も固いし、
中間から上部は中々スリリング。フォローで登ったが、かなり緊張した。


■1ピッチ: kero リード                                      ■綾吉 渾身のリード!
  


■2P:(5.9) 20m
この辺りからスッキリ岩稜のみを触って登る感じとなる。細く傾斜の強いリッジにジワジワザイルを伸ばす。
稜の左右をよく見ながら次のピンを求める。ここもかなり気を使ったクライミングとなった。
足場の良いビレイ点で次のピッチを見上げる。
  



■3P:(10b) 15m

フリーに拘るとかなり面白いルートでしょう。新しく打ちかえられたボルトの間に、古いRCCやハーケンが点在しているので、
ヌンチャク掛けてA0に使えて便利◎ 中々スムーズにA0人工登攀
を繰り返し終了点へ。

  


■4P:右迂回ルート(11a) 20m

日向神開拓チームのお二人は、直登ルート(11c)をダイナミックに越えて行かれたようだ。Y崎さんのお話しではやはり体感 
11cはそのままの様子。 我らは迷わず右・迂回ルートへ。
前ピッチでフリーへの拘りが綺麗サッパリ無くなったので、最初からガッツリA0で臨む。
即席フィフィでレストもスムーズにルーファイに専念できる。最初は右に大きく迂回し上部で左に振り戻るり、更に左に回りこんだ箇所で直登ルートと合流? 
安定した終了点でピッチを切る。
最初からの心構えの違いか、前ピッチ(10b)よりもスムーズに人工登攀が楽しめた♪
このピッチ・・フリーの可能性はかなり大きいと感じました・・次に来る機会があればトライしてみましょうかね◎

■A0がとてもスムーズに決まりました・・^^;                         ■両手にヌンチャク持ちつつ、ご立腹気味のkero隊長・・・(笑)
  


■5P:(10b/c) 20m

最後ぐらいはガッツリフリーに拘ろうと決めてかかった気合のピッチ。丹念にチョークアップしてクライミオン! 
最初の気合も中間地点で息切れ気味に・・^^; でちょっとピンが遠いなぁ〜
と感じた付近で「押さえ心地が良さそうな古いハーケン」・・・思わずA0.
「マルチは抜けてナンボや!」との切り替えも早く 後は掴める物は全て掴んでスルスルと山頂直下の台地へ。ココで完登! お疲れさんでした。

■ひろちゃんリードお疲れ様でした♪                         ■頂上台地で完登の悦びの瞬間! ツッチー&マサさんコンビも到着★お疲れ様です!
  



■下山路を下降中                                          ■下山後はサンセットエリアにてフリーに興じる★
  

 




●やはり日向神地区はエリアも広く充実してます。 またたびたび訪れましょうかね!
 サンセットエリアの上部・・かなり気になります。 30m超えのロングルートも可能性大! マルチもいけるかもでしょう♪
 それでは皆さん、また妙なる岩場でお会いしましょう。御機嫌よう◎






■時  期  : 2012年4月7〜8日
■メンバー : ひろちゃん、 ケロ、 綾吉、 sg







                                                    






























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