韓国・伽耶山リッジクライミング 
 グリウムリッジ <懐かしのリッジ>      (2012.04-28 / 30)

■韓国でクライミング!と言えばやはりまず思い浮かぶのが「インスボン」「ソラク山」だと思います・・が、!
これらの大岩壁スラブ登攀だけが韓国の岩場では無いようです。
中でも急峻な岩稜尾根を忠実に辿って山頂を目指す「リッジクライミング」が盛んで、岩山が多い韓国ならではの特長的な
クライミングが実践できるらしい・・・と言う、謳い文句に惹かれた僕たち・・^^;
iso隊長の魅惑的なリッジクライミング計画に
飛び乗って韓国へ向う事となりました。




目的地は大邸(テグ)から西にしばらく向かった地方都市「海印寺(ヘインサ)」近郊の「伽耶山(カヤサン)」。

博多港から高速フェリー(New Camellia)、或いは高速艇(ビートル&コビー)で釜山港に到着した後、釜山駅から韓国版夢の新幹線「KTX」に
乗って東大邸(ドンテグ)駅まで(≒50分)。⇒東大邸から
地下鉄に乗り換えて、聖堂モッ駅(ソンダンモッ)まで(≒20分)連絡。 
ソンダンモッ駅を降りてB番出口から地上に出るとすぐ、西部バスターミナルがありここで高速バスに
乗り換へ〜海印寺まで1時間40分。
結局、釜山を出発して海印寺に着いた頃には夕方になっていた。


海印寺のバスターミナルを降りると韓国アジュマが声をかけて来た。どうも近くの宿の女将さんのようで、1泊の値段を聞いてみると
「5人=1部屋」で1部屋あたりKRW50,000とかなりお安い♪
 一人当たりにすると¥1,000切っている。 
他に選択肢もあったが、少しでも早く飲みたい我ら^^;
まぁ騙されたと思ってアジュマの宿@海印荘旅館(ヘインジャンヨクァン)に
投宿する事にした。
 今回のベース基地「海印寺」まで無事到着の祝杯を上げこの日は早々に就寝、明日は5時起床〜6時出発!





■白雲洞駐車場が出発して、左端の道を取り「深源寺(シンウォンサ)」へ向う。 奥に見えてるのがグリウムリッジの岩峰。シンウォンサを右手下に見ながらお寺の
 左端に付けられている踏み後・・深源寺探勝路を辿る。 踏み後はなかなか明瞭なので迷うことは無いが、取り付き点は 犬小屋の裏手からだ・・^^;






■リッジ末端の取り付き点にはハングル文字で「グリウム」と書かれていた。先行のリードはヒロチャン。 渾身のクライミングで抜け切った。ここは出だし核心かな☆





■続々とスタート、フォローの綾吉。            ■ケロも韓国クライミング開始!   ■1-2ピッチをリンクしたので、3ピッチ目のカンテ・・中々快適なスラブだ!





■この特徴的なリッジは爽快だった! 鋭利に切り立ったピナクルを越えて登り上がる! しかし終了点が分からず・・少々行き過ぎました・・^^;





■ピナクルリッジを越えて大岩を回りこみピッチを切る。 ガシガシ登ってくるケロ隊長@寝る子は育つ! 少々スリリングなトラバースをこなして、コーナークラック。
 





■このコーナークラックがちょい悪い。上部にハーケン1本あるも他に手掛り足がかり無く、カムを追加して人工で超えるが、抜け口も甘く中々厳しい!!
  

  ●上↑は、コナークラックを抜け切った 綾吉女将さん☆

  この角度から見ると・・『右手の甘いスローパー片手で、足ブラで耐えてる!』・・・
  ようにも見えますが、実は平らなところに寝そべってます。。^^;
  つまり、お腹スメア・・ですわ♪

  でも抜け口に明確なホールドが無く、どうしてもこんな形になりがちでした。。
  最初の核心かな!?





■この後暫くは歩きを交えた 短いリッジクライミングを繰り返す。            ■3峰手前のスラブ末端に取り付く。グレードは低いが ピンがありません・・^^;
 



     ■ Nice View〜 越えてきた山並みを一望しながらのスラブ登りは快適☆
     
                   




■歩行区間は景色を愛でながらガイドコンテでの行進〜 熟達者のiso&ヒロチャンペアもさることながら、綾吉&keroコンビも板について来た!・・・かな・・♪


     ■さてそろそろ伽耶山リッジクライミングの佳境☆〜 奥に見えるのが名物のダブルクラックのピナクル!このリッジを忠実に辿って登攀を繰り返す! 
     



■前衛峰のニードルを登る! 高度感満点で爽快!                    ■思わず笑みがこぼれる快適なクライミングと素晴らしい景色◎
 



■さてこのピッチも悶絶でした^^; 先発隊が残置スリングを残しておいてくれたお陰で何とか登れましたが、完全フリーではかなり困難なピッチ。
 
 ■ダブルクラック手前のピナクルに登り上がる。
 


     ■これがそのダブルクラック・5.9とグレーディングされているなんのなんの厳しい、手前クラックから中央クラックへ移り込みが核心 三ツ星ピッチ☆☆☆
      


■isoさんフリーで解決!この度はお世話になりました◎                  ■ここも残置カムを残してくれたお陰で抜け切りました♪
 



■ダブルクラック核心部で悶絶を繰り返し、何とか抜け切ったkero・・放心状態です(笑)    ■3峰ピークにて・・ 奥が4峰ピーク☆
 



■4峰への最終ピッチ!カンテをリードするisoさん。                     ■同じくリードのkero@寝る子は育つ♪
 
 ■ファイナルピッチ・ リードの綾吉☆ みなの注目を浴びてウィニングクライム!
 



■4峰ピークにて全員集合〜☆


 ■伽耶山 グリウムリッジの終着駅・・4峰ピークにて集合◎ 皆さんお疲れ様でした! 
 isoさんのリッジクライミング企画に乗ってやってきた韓国・伽耶山、おそらく韓国へ
 クライミングに行く日本人で インスボン、ソラク山以外を訪れるクライマーは少ないの
 ではないだろうか。。

 そんなマイナーなリッジクライミングも我らにとっては最高のフィールドでした☆
 この 「懐かしのリッジ」は、これから始まるリッジクライミングの旅の幕開け・・と
 なるのかもしれませんね・・(?)
 iso隊長、韓国登攀隊の皆さん、楽しいクライミングでしたね!お世話になりました。


 それでは皆さん、また妙なるリッジでお会いしましょう!





■さて4峰ピークからの下山は短い懸垂で下降し踏み跡を辿る。途中ちょっとスリリングな場所も☆ シンウォンサ(深源寺)で無事下山のお参りをする。
 
 ■白雲洞駐車場エリアのお店で、無事完登の祝杯をあげる・! メクチュ美味い◎
 








■時  期  :  2012年 4月28〜30日
■ト  ポ  :  ネットから入手
■メンバー :  iso, hirochan, kero, ayakichi, sg



 


                                                   

























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