小丸川水系・柏葉谷        (2012.08-14)

■椎葉村と旧南郷村の村境に流れる小丸川水系・柏葉谷。 地図から見る沢の感じが気になってこれまで何度か小丸川との出合付近の様子を
 偵察に行ったのだが、この出合部分が非常に大人しく
穏やかで、上部の等高線から見ても 「これは平流だな。。」・・と、警戒レベルを大幅に
 下げていた昨今。
そんな折、isoさんから耳寄りな情報・・・ 柏葉谷の内部にゴルジュがあるらしい!?との話を頂いた。 
 そう言われてまじまじと見返してみると、、ふむふむ何かありそうでしかも小丸川水系なら水質も良いだろう・・と、いざ出陣!この方面、日帰り日程では
 ちょいと遠いかな・・との印象もございましょうが高速道路利用し、馬見原
から国見トンネル〜椎葉〜中山トンネル・と繋げば、意外と早く現地まで行ける。 
 しかもこの谷は
舗装路に車停めて、川に降り立って渡渉すれば即、入渓・・と言う、アプローチの良さ◎ 帰りには私のお気に入りの「南郷温泉・山霧」 
 も近くて、お肌ツルツルになる事間違いなしであります☆ 素肌美人のソコの貴女! 南郷温泉で更に磨きを かけてみてはいかが☆☆☆




■椎葉ダムから中山峠に入って中山トンネルを抜けるとすぐに阿切(あせり)地区に突き当たり、鬼神野方面に向かうとすぐ柏葉谷の出合。 
 近くに停車して小丸川を渡渉〜 柏葉谷に侵入〜ゴーロの谷には
綺麗な流れが清々しいが、すぐに釜付の滝が出てくる!




■早速釜を泳がされる。 これを越えると大釜付きの滝! 大釜付の滝は中央突破が行けそうで、isoさん泳いで滝に取り付くも・・・いやいや水流が激しくて滝への
取付き困難で一旦戻る。 それではと、左岸の岩場をトラバース気味にザイルを伸ばし落ち口に向けて登攀。
  



■左岸の岩場を登攀。 途中に白エイリアン、大型ナッツが効果的             ■続いての滝もisoさん果敢に泳ぎ突破で取り付くも水流強く、ホールド乏しく左岸巻き
  



     ■手前からでもかわる、おどろおどろしい『くの字』 に曲がったゴルジュ入り口・・・かすかに見える水底は物凄く深い、この先には!?!?
     
    



■岩に囲まれたゴルジュ滝からは激しい水流を吐き出していた!            ■続いても釜付きの斜滝・・ここは水流優しく一安心^^;
  



■もう息つく間も無いくらいに現れる釜・瀞・滝! ここが核心、長い瀞は水流激しく強靭な水泳突破力でisoさん スライダー滝に取り付く☆ 右に曲がった先には!?
  





■見えるだけでも3段続く連瀑帯!岩稜ゴルジュ滝は見応え十分☆       ■ここは中々手が出ず、左岸巻くが、巻き道から見下ろすと更に2〜3段の滝が続いていた。
  




  




■斜滝で出合う左股付近は、ゴーロ帯となり、旧吊橋の残骸を見送りながらの河原歩き。 そして徐々に谷は狭まり、第2ゴルジュへと突入する。




  



■この辺りからが第2ゴルジュの始まり! 激しい流れの小滝は水際を快適に直登!   wataさん力登を見せる◎
 

 




■そして2段滝! 下部はボルダーチックな出だしの一手を掴むと後は簡単。 続く二段目は・・ちょっと取りつけませんでした・・近寄れたら何とか成るか!?
  





                      ■次々と現れる連瀑を淡々とこなして遡行に耽る。 この区間は快適な遡行が楽しめる☆
  


     ■Shower 一発!!
     



■この2段滝を越えると谷は穏やかになる。                       ■2段目の釜付き≒10m滝が、第2ゴルジュ終了の滝だ。
 
 ■上部は広い河原となる。この付近が林道と最も接近している箇所。
 


■柏葉谷の遡行は、渡渉に始まり渡渉に終わりました◎

●最後の滝を越え、広い河原となった箇所から適当に右岸の斜面を這い上がり
 林道へ脱出。  しばらくは林道を拾って下山し、傾斜の緩んだ箇所で再び
 薮に突入〜ショートカットでまた林道に出る。 この傾斜の緩い区間の薮は
 植林帯なので快適。 
 古い林道に出たらしばらく伝ってまた薮に突入〜 小丸川本流に出て渡渉
したら停車箇所は目の前だった。 林道から薮に突入するポイントは、
2回とも高圧鉄塔です☆

 と言うわけで、柏葉谷遡行無事終了☆ isoさんのお陰で長年、思い描いて
 いた谷の内部を垣間見ることが出来て、しかも内容も充実していて
 良い遡行でした◎ 小丸川水系はやっぱ水質は良いですね◎
 まだ上部には二股もありますので、機会を見つけて再訪してみたいと思う・・
 そんな谷でした☆ isoさん、wataさん ありがとうございました!

 それでは皆さん、また妙なる渓でお会いしましょう☆







■時  期  :  2012年 8月14日
■地  図  :  神 門
■メンバー  :  iso, wata, sg




                  


                                                  




























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