おもうち谷支谷
大藪谷・右股〜檜山〜新百姓山
                  2013.06-16

■今年も九州沢シーズンがやってきた☆ 例年よりかなり早い梅雨入り宣言の出た西日本でしたが、ふたを開けてみると・・・全く雨の降らない
 空梅雨で・・・既に盛夏の渇水も気になってくるところ。。さてそんな週末、珍しく土曜日は雨で日曜が晴れ☆ どこに行こうか考えながら・・・
 やはり今年も気がつくと、吸い寄せられるように、この界隈に来てしまいました◎ この夏木〜新百姓間の縦走路付近に茂る原生林は見事!
 今年もヒメシャラとブナの奏でる深緑のシンフォニー・・・ 満喫してみましょう〜☆



■昨年、この谷を訪れた時に辿った、大薮谷左股遡行の折、右股の出合に架かる斜滝を確認していましたが、・・・ やはりその奥が気になる所! 早速遡行開始
  何が出ますか乞うご期待☆




■二股手前の釜付き小滝。 水流強くてちょっと厳しい・・^^;    側壁が良いようです◎
  

  



■左股・三段滝                                             ■右股斜滝
  


  ■ ← 左の滝が、左股の多段滝・・・ 今見ても見事な滝です☆
   
     そして上↑が、右股にかかる斜滝。 おそらく昨日の雨以前はかなり水量が
     少なかったと思われる。 新しく水流となった部分のヌメリが酷い・・

     ここは右の草付壁を越えて行く。




■易しいが、上手くプロテクションが取れないので必死にリズを探す。この上の短い小滝は左から巻くのが正解。  ■2段目の見事な滝☆これは手が出ず左巻き。
  



                 ■更に上部にも続く連瀑帯! この滝は秀逸と言うか、滝姿が実に美しかった☆☆☆  
  



           ■ここは中段まで滝の側を登って、左壁からブッシュに入り巻いて越えた。ここまでは中型カムがあれば便利◎
  

  







 ■この谷は、右股分岐直後から始まる連瀑帯が白眉で、その上部はいきなり
 ガレた区間が広がる。植林伐採林が谷を埋めて、併せて大水で流されたと思しき
 岩石や土砂も谷を埋めていた。

 しばらくは淡々と倒木をこなしながら進むと、谷は徐々に平静を取り戻し、付近の 
 原生林も甦ってくる☆





■再度、原生林帯に成った頃、谷は苔むして雰囲気も良くなりました。
  




■俄然、雰囲気が良くなってきましたね〜! ブナにサワグルミの大木が茂る、魅惑の源流域。 やっぱ、こうこなくっちゃ☆
  

  





■夏木山と檜山の中間辺りの縦走路に脱出! 皆さんお疲れ様でした。    ■次回狙うは反対側の斜面の谷ですか!? アノ谷? コノ谷!?
 
 




      ■見事な尾根! 永久に遺していきたい、もののけの太古の原生林。☆ このでかいブナの巨木と言ったら・!
      




■この後、ひと踏ん張りの登りで檜山を越えて、新百姓山頂まで向う。 そこから少し戻った箇所から真西に伸びる尾根を下って、入渓点まで帰着。
  昨年の左股遡行のときに下った尾根と同じルートだ。 2回目なのでサクサク早かった。






●大藪谷右股遡行〜 縦走路脱出〜 檜山〜 新百姓山縦走から無事下山できました。 予想通りの素晴らしい原始の尾根が我らを待ち受けてました◎
  右股そのものは、分岐直後の連瀑帯がポイント☆ この区間が大薮谷右股の見所でしょうか。 中盤のガレ場はちょっと参りましたが、源流域の森は 
  相変わらず巣晴らし物がありました・・見事です☆  総じて論ずるに・・・ 強いてどちらかと言わねばならぬのなら、、大薮谷・左股の方がスッキリ
  しているかもしれませんね♪ 個々人の嗜好の問題ですけどね。    それでは皆さん、また太古の森でお会いしましょう!







■時  期  :  2013年 6月16日
■地  図  :  見立 ・ 大菅
■メンバー  : pooh, wata, ayakichi, sg






 
                                 
                          





























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