柏川源流右股~ 雁俣山 (2016.06-18)
◆脊梁山地にありながらこれまで中々訪れる機会に恵まれなかった雁俣山・・・カタクリの花の時期には沢山の登山客で賑わう事もありつつも、それ以外の
季節には静かな山旅が楽しめそう♪今回は雁俣山北面~東面に差し込む柏川源流支谷の中の最奥の谷・・柏川源流右股(仮称)から、雁俣山を目指した。
緑川ダムサイトを越え、柏川沿いの林道を進むと、最初に出合う大き目な谷が高岩谷で、その先少しの箇所で林道右側の斜面が崩落していて通行不可能、
おそらく熊本震災で崩れたのかもしれない。この付近に車を置き、徒歩で進むとすぐに多段滝で出合う「おしの谷」を見送って、その次の谷に入渓。
この谷は最初の傾斜がかなりキツくて、直登可能な小滝が続くが、中間域ではワンポイント植林帯を見て、源流部に入るとそれはそれは見事な原生林の森を
ひたひたと歩く事が出来た! コンパクトに纏めたい日の沢登りには最適かもしれませんね♪ それでは参りましょうか☆
◆お風呂の様な釜付多段滝で出合う、おしの谷。 ◆柏川源流右股は入渓早々からシャワーで直登できる滝が続く!
◆入渓後すぐに快適シャワー滝が続く☆ 綾吉体当たりシャワー♪
◆きゃめちゃん、激シャワーで突破中ー! ◆ryoco今年、初沢シャワー☆
◆小滝にシャワーに快適な遡行が続く☆ この谷は前半に一気に高度を稼いで、後半戦は穏やかに稜線に至るのだ。
◆ルンゼ状の滝も手掛かり豊富で、フィリクションも良い◎ 実に脊梁らしい渓相★
◆ワンポイントの植林帯を抜けると、実に穏やかな原生林の森が広がる。 爽やかで味わい深い源頭域だ。
◆しっかり根を張るブナに沢ぐるみの大木と、ふかふかの絨毯のような苔が優しい。・・・ 脊梁らしい慈悲深い源流域でした☆
◆最後は最近では珍しい笹薮をほんの少しだけ漕ぐ。藪漕ぎとは言えない程度で、京丈山と雁俣山縦走路に脱出! これからひと喘ぎで雁俣山を目指す!
◆雁俣山山頂! 皆さんお疲れさまでした。
◆殆どのメンバーがニューピークだった雁俣山山頂☆ 皆さんお疲れさまでした!
柏川源流右股の沢旅は、小滝の詰まる前半戦から、趣深い源頭域の沢詰めまで
コンパクトに見所の詰まった良い渓だったと思います☆
地形図で見た感じの通りの味わい深い源流域は、ここで一泊してみたいなぁ~・・
と思わせる渓相です。この付近、秋口の紅葉逍遥での野営地に候補になるかも!?
しかしキャメちゃんがこの谷にも入ってて、おしの谷も高岩谷にも入ってたとは!
さすが流離いの沢旅人・・です。 脱帽!
それでは皆さん、また妙なる森でお会いしましょう☆
◆時 期 : 2016年6月18日
◆地 図 : 畝 野、 緑 川
◆メンバー : iso, sige, camel, ryoco, ayakichi, sg
*