小爪谷右股
■本谷中央部から分かれる右股は、比較的緩やかな下部に水流が流れ樹木も気持ちよくワサビや季節の花々が
沢筋を彩る。中流域から上部はほぼ涸れ沢となるが、この付近の渓相は見事で広く開けた谷の両岸に原生林が渦巻き、
上流の右岸には石楠花の群生が広がる。5月ごろには桃色に彩られた石楠花の花園に出会えるかもしれない。
裏年には殆んど咲かないが。。秋の頃には両岸とも黄葉に彩られた涸れ沢を詰めあがると、西山と主稜線中間の
コル付近に抜ける。(※1号ブナの付近)ここの反対側斜面には、金山谷左股の源流が達しており、このコルこそ
金山谷と小爪谷の分水嶺となっている。下山は自由に描けるが前出の小爪谷・左股と同じ下山方法が最も早い。
※⇒ 小爪谷・右股遡行記録 (2007.11)