一般的な沢登り装備表

■夏季沢登り個人装備(日帰り行程)
・沢靴(フェルト底・ゴム底可) ・これから沢靴を購入する場合は、ゴム底のステルスラバーソールか、C4/S1ソールがお勧め。 
沢以外にも様々な局面で使用範囲が広い。ステルスラバー靴は、秀山荘とキャラバンで購入可能。C4/S1ソールは
FIVE TEN社のアプローチシューズと、キャニオニア2に装着されている。ウォーター用に開発されているのはキャニオニア
だけなのだけど、現在日本では購入不可能。アプローチシューズにも同じソールが装着されているので、次の靴として
試してみようか・・と思っています。 違いはアッパーの素材と締め込み方です。
・ヘルメット ・安価で頑丈なのが良。
・ハーネス ・シンプルなのが良いけどあまり価格が変わらないので、中程度の物があれば使用範囲が広がります。
・沢用ネオプレーンスパッツ ・現在購入可能なのは、キャラバン(渓流シリーズ)、アクシズクイーン、モンベル、秀山荘(ZONE)。
膝アテもあると便利か。 
・半手袋 ・沢用の半手袋は現在、キャラバン、モンベル、秀山荘、アクシズクイーンから出てますが、キャラバン、秀山荘モデル
が耐久性が高いかな。 意外とクライミングのビレイ用皮製半手袋が使い勝手が良いし、耐久性も高かった。.
・速乾性長袖シャツ ・各社から沢山出ています。。
・速乾性ズボン ・厚手頑丈な生地の化繊素材が良い。
・速乾性下着(上下) ・最盛期の真夏は何でも良いけど、これらはオールシーズン使えますから。
・靴下 ・通常の登山用靴下でもネオプレーン製のウォーターソックスでもOK。水の冷たいアルプス以北の沢ではネオプレーン
ソックスが保温性が高い。
・カッパ(上) ・防水透湿素材で且つ、丈夫な物が良い。初秋のアルプス方面の沢の場合、カッパの下も用意。
・カラビナ、スリング類 ・安全環付カラビナ最低1枚。普通のカラビナ2枚。 スリングは最低2本用意。
・ヘッドランプ ・四季を問わず、いかなる場所に行くにも必ず携帯する事! もちろん交換用電池も1セット用意する。
・ザック(小型) ・防水に拘る必要は無い。中身をビニール袋重ねて防水処理を施す。 30リットルくらい有れば良いかな。
・保温ベスト ・冷たい水に長い時間入る可能性が高い場合はあると心強い。。
・ライフジャケット ・長い泳ぎが予想される場合は、あると心強い。コンパクトに畳めるタイプが良い。
・地図&コンパス ・四季を問わず、いかなる場所に行くにも必ず携帯する事!持っていても使えなければ意味は無し。日頃の訓練必要。
・身の回り品 ・ロールペーパー、 非常食(ブドウ糖、チョコレート、アメ、バランス栄養食などなど。)
■夏季沢登り沢中泊個人装備
・シュラフカバー ・夏場はゴア製3レイヤーのシュラフカバーのみで十分。 カッパのみで転がってても大丈夫。
・夏用軽量シュラフ※ ・どうしても欲しい場合はこのクラスで。 だいたい500〜600gくらいのシュラフがあります。
・ウレタン・マット ・無くても良いが、あれば快適。銀マットのみとか、ザックを背中に敷くとか色々工夫して下さい。
・ザック(中型) ・45〜55Lくらい有れば十分。
・ベニア板 ・無くても良いが有れば便利。
・100円ライター ・ライターの周りに 布製ガムテープを1mくらい巻きつけておくと着火剤になる。
・食器・コフェル ・焚き火に直接かけられるタイプがベスト。 ビリーカン、飯盒など。
・軽量ガスコンロ ・SIMPLE IS THE BEST.
・軍手・タオル ・薪拾いに、鍋つかみに軍手は必要。
■夏季沢登り沢中泊共同装備
・タープ(フライシート) ・夏場は基本的にごろ寝で大丈夫です。
・軽量ブルーシート ・下に敷く為の物。 これが2枚あればフライシートが必要ない。
・細引き ・3mくらいの細引きを何本か持っていると便利。また園芸用のナイロン細引き 50m巻きで300円くらいです。
・ビーチサンダル ・1パーティーに 1〜2個あれば便利。
・ザイル、登攀具 ・沢は原則的に8〜8.5mmザイルを使用する。目的地に応じて、30m〜50mザイルを1本、あるいは2本程準備する。
プロテクションは主にハーケン各種を利用する事が多いが、カム・ナッツ類もあると使用頻度が高い。 また、遡行記録の
あまりない沢に入渓する際は、前進・撤退用のジャンピングボルトセットを所持する事もある。

※基本的に沢はシンプル・質素に徹したい。無駄なものは持たず自然な中で合理的な不便さを楽しむ事こそ最大の悦びと知るべし!






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